販売されている、銅像などのスキャンに使えそうなスペックのスキャナーを調べてみます。
カナダ、Creaform
カナダ、ケベック州にて設立された3D測定技術および3Dエンジニアリングサービスの会社です。

Go!SCAN 3D
白色光を利用したスキャナーです。
精度最大0.050 mm
メッシュ解像度0.200 mm
テクスチャカラー24ビット

更に価格の安いプロダクトもあるのですが、このGO!SCAN、
港区立産業振興センターでは1時間あたり400円でレンタルできるようです。
価格が安いといっても、やはり工業用なので安くはないようですので、借りてスキャン出来るのは良いですね。

中国、Creality
2014年に中国・深圳で設立された、世界的な3Dプリンターメーカーです。
Crealityの事業戦略は、「ワンコア・ツーウィング」という考え方に基づいています。
これは、3Dプリンターを中心に据えつつ、2つの補助的な事業領域を展開する戦略を意味します。その第一の翼に3Dスキャナーを含んでいます。
- コア事業(Core):3Dプリンター製品
- 第一の翼(Wing 1):エコシステム製品(3Dスキャナー、アクセサリーなど)
- 第二の翼(Wing 2):Creality Cloud(3Dモデルの共有やクラウドプリントを可能にするプラットフォーム)
一番手頃なラインが Ferret というものらしく、10万円以下で手に入る模様。


構造化光スキャンの様子
海外掲示板RedditにてFerretスキャナーの光の様子が共有されていました。
Otterモデルなど、他のモデルの様子もあったのですが、Ferretスキャナーは以下のような点の粒が利用されているようですね。

製品ラインナップ
以下のような製品ラインナップとなっているようです。
個人レベルで購入するならFerretモデル、もし13万円が出せるのであればOtterモデルが良いかも知れませんね。
製品名 | 発表年 | スペック | 値段 |
---|---|---|---|
CR-Scan Raptor | 2024 | 工業向け・高精度 精度:最大0.05mm以下 カラー | 約20万 |
CR-Scan Otter | 高精度・高速スキャン 精度:最大0.02mm カラー | 約13万 | |
CR-Scan Ferret | 2023 | 小型・エントリーモデル 精度:最大0.1mm カラー | 3.5万~6万 ※SE/無印/Pro版が存在 |
CR-Scan Lizard | 2022 | 高精度 精度:最大0.05mm ※カラーではない? | おそらく、6万円前後? ※日本のクラファンでも販売 |
Lizardモデルは日本のクラウドファンディングで7000万円を超える支援を集めていました。
ここでハクを付ければ、さらなる飛躍が見える、という感じでしょうか。

中国、Revopoint
Revopoint(知象光電)は2014年に中国・西安で設立された企業で、創業者は周翔(ジョウ・シャン)氏です。設立当初から、Revopointは3Dスキャン技術の革新と普及に注力し、独自の光学MEMSチップや3Dイメージングアルゴリズムを開発しました。これにより製品のコストを大幅に削減し、性能を向上させることに成功しています。
RevopointはKickstarterなどのクラウドファンディングプラットフォームを活用して国際的な市場でのプレゼンスを高めています。例えば2024年には新製品の発売に際し、短期間で100万ドル以上の予約販売を達成するなど、世界中のユーザーから高い評価を得ています
製品ラインナップ
製品名 | 発表年 | スペック | 値段 |
---|---|---|---|
MIRACO Plus | 2024 | オールインワン・タッチスクリーン搭載 精度:最大0.05mm カラー | 約30万 |
POP 3 Plus | 2024 | 高精度・軽量設計 精度:最大0.05mm | 約10万 |
INSPIRE | 2024 | コスパ重視・初心者向け 精度:最大0.2mm | 約7万 |
メルカリを見た感じ、中古品が売ってたりもするので、こういうので揃えて検証しても良いかも知れませんね。
