モーション分析

このサイトでは主に、人体を対象としたモーション分析を扱います。
犬や猫、サバンナにいるような動物のモーションを分析するようなライブラリもあるのですが、
こちらでは扱いません。

モーション分析で使える技術ライブラリは大きく分けて2つの種類があります。
それは「2Dデータ取得用のモーション分析ライブラリ」と、「3Dデータ取得用のモーション分析ライブラリ」です。

2Dモーション分析と、3Dモーション分析

2Dモーション分析では、平面上での動きを記録・解析する手法で、Y軸、X軸の2次元情報のみを扱います。通常、1台のカメラで撮影した映像や写真を基に解析を行い、動作を平面的に評価します。

一方、3Dモーション分析は空間全体での動きを記録・解析する手法で、Y軸、X軸、奥行き(Z軸)の3次元情報を扱います。この分析では、複数台のカメラや赤外線マーカー、センサーを利用して被写体の立体的な動きを正確に測定します。例えば、モーションキャプチャ技術を使って人間の動作やスポーツ動作を立体的に再現し、身体全体の動きや関節の詳細な挙動を分析する場合がこれに当たります。

奥行きのある、3次元モーション情報

2Dは手軽でコストが低い一方、奥行きの情報が欠けているため、動きを簡易的にしか評価できません。
一方、3Dはより精密で正確な動作解析が可能ですが、解析に時間がかかる場合があります。

例えば介護施設内のAIカメラであれば、人が転んだ・ひっくり返ったというようなモーションを検知するのに3Dデータである必要はなく、2Dデータで検知し次第チェックに向かうというような使い方が出来るかと思います。

https://github.com/PaddlePaddle/PaddleDetection

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