資金調達のスタイルとして、
埋込型金融（エンベデッド・ファイナンス）というものが海外にあるらしく調べてみました。
エンベデッド・ファイナンスとは
例えばPaypalなどのオンライン決済事業者が、お店のお金の流れを審査をして融資を行うような形を取ります。安定して大きな売上があるのであれば、融資が可能であろう…という判断が出来るわけですね。
特にサブスクリプション型のサービスであれば、いきなりサービス終了になったりでもしない限り、安定的に売上が立つはずです。
一般的な銀行ローンのように複雑な手続きがなく、オンラインで簡単に資金調達を申し込むことができます。また、返済も売上から自動的に差し引かれるため、管理が簡単です。
このような、銀行などの金融機関ではない非金融事業者の提供サービスに、「金融サービスを埋め込む」もしくは「組み込む」ことから、エンベデッド・ファイナンスと呼ばれます。
以下のようなオンライン事業者の融資プログラムが展開されています。
- Stripe Capital
- PayPal Working Capital PayPal Working Capital
- Shopify Capital Shopify Capital
- Amazon Lending Amazon Lending
Loans: Business-purpose term loans are made by Celtic Bank to eligible merchants. These loans have a maximum term, and periodic payments. If withholdings from payment processing receivables don’t meet a minimum amount (typically on a 30 or 60-day basis), shortfalls are debited from a linked bank account.
ローン：
ビジネス目的の定期ローンは、適格な商業に対してCeltic Bankから提供されます。これらのローンには最大の期間と定期的な支払いがあります。支払い処理による売掛金の差し引きが最小金額（通常は30日または60日ごと）を満たさない場合、不足分はリンクされた銀行口座から引き落とされます。
どんな事業者にとって得なのか
オンラインプラットフォーム利用者
すでにStripeやShopifyなどのプラットフォームを利用している企業には、既存のプラットフォームを通じて手軽に資金調達ができるため、特に便利です。
中小企業やスタートアップ
従来の金融機関からの融資を受けにくい中小企業や新興企業にとって、エンベデッド・ファイナンスは理想的な資金調達手段となります。少ない資産や短い営業履歴であっても、取引履歴に基づいて融資を受けられるため、資金調達が容易になります。
残念ながら日本では利用できないようです。
