【企業分析】Seeed Studio

Seeed Studio(シード・スタジオ)は、2008年に中国・深圳で設立されたハードウェア企業です。カメラ専業メーカーではなく、センサー、ネットワーキングゲートウェイ、エッジコンピューティング、クラウドプラットフォームなど、幅広い製品とサービスを提供しています。深圳の本社に加え、米国と日本にも拠点を持ち、世界中の顧客にサービスを提供しています。

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オープンソースカメラ:reCamera

reCameraは、Seeed Studioが開発したオープンソースのモジュール式AIカメラで、エッジAIアプリケーション向けに設計されています。このカメラは、プロセッサ、カメラセンサー、ベースボードの3つのモジュールで構成されており、ユーザーはニーズに応じて組み合わせやカスタマイズが可能です。
reCameraはオープンソースハードウェア(OSHW)として公式のGitHubリポジトリ(Seeed-Studio/OSHW-reCamera-Series)で、回路設計やファームウェア、ソフトウェアが公開されており、技術者がカスタマイズできるようになっています。

https://github.com/Seeed-Studio/OSHW-reCamera-Series
https://github.com/Seeed-Studio/OSHW-reCamera-Series

オープンソース化するメリット

サポートコスト削減と市場拡大

  • オープンソースにすることで、開発者が自分で機能を追加できるため、企業が提供するソフトウェアやサポートの負担を軽減が期待できる。
  • また、オープンソースハードウェアは世界中の技術者に受け入れられやすく、市場での普及が加速しやすい。

ブランディングと周辺製品販売

  • Seeed Studioはオープンソースハードウェア(OSHW)のリーダー的な企業として人気を集めており、オープンソースの普及によって市場シェアを拡大する戦略をとっています。
  • Raspberry PiやJetson Nanoなどと同じく、エコシステムを作ってから、周辺製品やカスタム開発サービスで収益を得ることが期待できます。
    コアとなる製品ではなく、コア製品周辺の3rdParty的なエリアを拾うポジショニングです。

バリエーションからの開放

  • 企業や研究機関は独自のユースケースを持っているため、イチイチ対応していられません。
    改造可能なコア製品を販売することにより、それ以外のバリエーションを持つ製品を開発・製造・販売する手間コストを無視できます。

深圳Speed?

深圳地域は電子機器の製造拠点として知られています。世界的に有名なハードウェア製造の中心地であり、多くの電子機器メーカーやスタートアップが集まる都市です
華強北という世界最大級の電子部品市場があり、必要な部品を迅速かつ安価に調達でき、製造工場が密集しているので設計から量産までのスピードが速いと言われています。

まるでその深圳から飛び出してきたかのようなSeeed Studioですが、おそらくreCameraの製造も深圳の工場で行われている可能性が高いと考えられます。
コアボード、センサーボード、ベースボードの3つの主要なモジュールで構成されており、これらを組み合わせることで製品が完成しています。このモジュール設計により、製造プロセスの効率化や品質管理が容易になっていると推測されます。

マネしようと思っても出来ない模倣難易度がSeeed Studioの reCameraにはありそうです。

Webサイトの3DアニメーションはThree.jsで実装しているようなのですが、面白いですね

 
 
  

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